アート鑑賞1年生 ブリューゲルのバベルの塔を予習!芸術初心者が国立国際美術館に行く前に知っておくべきこと

7月18日から大阪・中之島にある国立国際美術館で「バベルの塔」展がスタートしますね。

それに先駆け、アートはわからないよ!という方もバベルを楽しみにしている方もお楽しみいただける記事をご用意しました。

今回はアートがちょっと苦手だと思っている方必見です。

■アート鑑賞に立ちはだかる壁。

絵画ってどう見ていいかわからないし、まず何が描かれているのかサッパリ・・・

という方も多いのではないでしょうか。

私の妹もそのひとり。(※なぜか、妹は全然アートに興味がありません。)

初めて一緒に見た「ジョルジョ・モランディ」展は、ちょっと渋めな展覧会で、どこを見ていいのかわからなくなった妹は、最後の方にはモランディのサインがどこに描かれているのか探し出す始末でした・・・。

そこで考えました。

どうしたらアートに興味がない人を振り向かせられるか!!

■アート鑑賞一年生 デートで美術館に行ってみよう。

「アート知ってる」人って世の中意外と少ないんですよねー。

だからこそ、“知ってる”っていうだけで一目置かれてしまう不思議な分野、それがアートです。

デートに水族館もいいですが、美術館っていいと思うんですよねー。

美術館に行って、この作品ってこういうことを表してるんだよーとかさらっと言えたら「おぉー!!この人なんかすごい!」って思われること間違いなしです。

このブログを読んで、アートに関する壁を取っ払っちゃって、サクッとバベルの塔デビューしちゃいましょう!

実はこの「バベルの塔」展、アート鑑賞デビューにもってこいの展覧会です。

というのも、ヘンテコなゆる〜いキャラクターが絵の中に散りばめられていて、それを探すというだけでもとっても楽しいからなんです。

え?そんなゆるい感じていいの?

いいんです!

まずは背伸びせず、絵を楽しむことから始めましょう

ピーテル・ブリューゲル一世『大きな魚は小さな魚を食う』(1557年)。

なんと!!左上の方に、人間の足が生えた魚が魚をくわえてどこかへ持ち去ろうとしています!!

右上の空には魚なのか鳥なのかよく分からない奴が飛んでるし・・・

そう。ブリューゲルの作品にはこうしたヘンテコキャラがいっぱいいます。

ちなみに人間の足が生えた魚は、展覧会の公式キャラクターとしてちゃっかり名前をもらっています。

その名も「タラ夫」。

どうやらtwitterもやってるそうです。

タラ夫 twitter

ヒエロニムス・ボス『聖クリストフォロス』(1500年頃)

中央左にご注目。なぜだかクマが吊るされています。なんだかかわいそう・・と思うのは私だけでしょうか。

中央右の方には木に花瓶がぶら下がっていて、その花瓶の割れたところにはなにやら梯子がかけられていて、誰か住んでいるようです。花瓶に住むくらいですから、きっと親指くらいちっちゃいんじゃないでしょうかね。

ではこの展覧会の一番目玉となる作品をご紹介しましょう!

おそらく、この作品がこの展覧会を開催するにあたって支払ったギャラで一番高額なんじゃないでしょうか。

ピーテル・ブリューゲル一世『バベルの塔』(1568年頃)

あれー?これローマにあるコロッセオに似てる!と思われた方、鋭いです。

この作品、実は画家が留学中に訪れたローマで見たコロッセオが原型になっています。

さらに細かいところまで拡大してみてみましょう。

ピーテル・ブリューゲル一世『バベルの塔』(部分拡大)(1568年頃)

な、な、なんとちっちゃい米粒大の人がたくさん描かれていますよね。

総数なんと1400人

中には作業着をぺろっと干してる人も見えますね。

どうでしたか?

絵画は描かれた背景の物語がたとえわからなくても楽しめる!ということがお分かりいただけたでしょうか。

絵に描かれているものは何だろう?と考えたり、描かれている人が何をしているんだろう?と想像を膨らませて作品を見るって実はとっても大切なことなんです。

まずは、こうした自分と作品とのとっかかり作りから始めましょう。

こうして作品とのとっかかりを見つけられるようになったら一年生は卒業です。

 

もっと作品について詳しく知りたくなったら二年生へ進級です。

 


「バベルの塔」展 国立国際美術館

会期:2017年7月18日〜10月15日

展覧会詳細はこちらをクリック

 

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