えっ・・・怖すぎ?あなたはこの恐怖に耐えられるか。ついに始まった「怖い絵」展のこれだけは見ておけ!@兵庫県立美術館

7月22日から兵庫県立美術館「怖い絵」展がスタートしましたね〜!

国立国際美術館で開催中の「バベルの塔」展と「怖い絵」展が、この夏〜秋にかけての美術展の二大巨頭だと思います。

「怖い絵」展は、『怖い絵』シリーズで有名な、あの中野京子さん監修で、意味がわかると怖〜い作品ばかりが集められた展覧会です。絵のバックグラウンドを知ることで、怖さが倍増するので、是非、絵の意味を知った上でこの展覧会に足を運んでみてください。

では、早速「怖い絵展」のこれだけは見とけ!!っていう作品をご紹介します。

■たねもーの「これだけは見とけ」①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、ポール・ドラローシュ《レディ・ジェーン・グレイの処刑》(1833年)。

中央に描かれている白いドレスの女性はレディ・ジェーン・グレイ。当時わずか16歳。彼女の目は布で覆われ、真っ白な肌とドレスが黒い背景とは対照的に輝いており、とても今から死ぬ娘とは思えません。

彼女が処刑された理由は「反逆罪」ですが、実際には、彼女はただ政略結婚に巻き込まれただけ。

とても悲しい物語がその背景にはあります。

イギリスの宗教改革を行ったヘンリー8世の後を継いだエドワード6世が若くして亡くなり、王位継承者としてヘンリー8世の娘メアリの名が挙がりますが、当時一番権力を握っていたノーサンバランド公は息子と結婚させたジェーン・グレイ(ヘンリー7世の曾孫)を女王に即位させました。

しかし在位わずか9日で、ジェーンはメアリ派によって捕らえられ、夫とともにロンドン塔で処刑されました。

白いドレスに身を包み、残酷な運命を呪うでもなく、動揺するでもなく、手探りに首置台を探す仕草に胸を打たれずにはいられません。

奥にいる二人の侍女は悲しみに打ちひしがれ、ジェーンを正視できない状態です。

こんな残酷な絵があるでしょうか。

少なくとも私は未だかつて見たことがありません。

 

■たねもーの「これだけは見とけ」②

ギュスターヴ=アドルフ・モッサ《彼女》(1905年)。

作品は著作権の関係上掲載できないので、検索してください(_ _).

首に銃とナイフと棍棒のモチーフのついたネックレスをかけ、じっとこちらを見つめる若い女性。

女性が座っているのは、な、なんと男性の死体の山!朱色の血に染まったおびただしい数の人間の死体と、無表情で一点を見つめる女性とのギャップが強く印象に残る作品です。

彼女の右の太ももに付着した乱れた血痕は、殺された男性がつけたのでしょうか、ぺたっとした手の跡が幾つか見えます。

両腕の間からは黒い猫がじっとこちらを見つめています。

男を翻弄する女、ファムファタールなのか、はたまたマン・イーターなのか・・・

この作品が何を意味しているのかは未だ謎です。

■たねもーの「これだけは見とけ」③

ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー《オデュッセウスとセイレーン》(1909年)。

この絵に描かれた三人組の海の魔女セイレーンは、美声によって船乗りたちを惑乱させ、船を沈める怪物です。ギリシャ神話の英雄オデュッセウスが進む海路のすぐそばにはセイレーンの住む島がありました。

オデュッセウスはそんなセイレーンの声をどうしても聞いてみたいと思い、船を漕ぐ船員たちの耳に蜜蝋を詰めて声を聞こえないようにし、自分をマストに縛り付けて海へ飛び込むのを防ぎました。

セイレーンの声どんだけ聞きたいの?って感じですよね。

これは余談ですが、セイレーンは水中では人魚ですが、海から出ると尾ひれは足に変化し、体に巻き付いた海藻は薄い布へと変わっています。

横顔しか見えていませんが、セイレーンはきっと美人だったでんしょうね〜。

全体の構図を見てみると、左側がどんよりと暗く、右側のセイレーン達にパァーッと光が差して輝いているように見えます。

 

会場内にはこんなフォトスポットも!

黒い服着てるのは私です・・・笑

この機会にこちらもぜひ・・・( ´ ▽ ` )ノ

 

♦展覧会情報♦

「怖い絵展」

会期:2017年7月22日〜9月18日

@兵庫県立美術館

月曜日は休館日です。

金曜・土曜だけ20時まで開館しています。

土・日・祝日は混雑するため、金・土の夜間開館時間(入場19時半まで)がオススメです。

怖い絵展詳細はこちらをクリック

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