大塚国際美術館を楽しみ尽くしたい!そんなあなた必見!大塚国際美術館を120%楽しむ方法!(2)

前回のブログに引き続き、今回も徳島県鳴門市にある大塚国際美術館についてご紹介していきます。

前回のブログでは、大塚国際美術館がどんなところで、なぜ有名なのかについてお話ししました。

続く第二弾の今回は、大塚国際美術館を120%楽しむ方法をご紹介していきます!

②大塚国際美術館を120%楽しむ方法!

私は大塚国際美術館に2回行ったことがあるのですが、1回目は当時一番興味を持ってた中世の宗教画をやや食い気味に見すぎたせいで、開館時間から閉館時間までいたにもかかわらず、近代の絵画まで見れなかったという失態を犯しました。

そこで、2回目は美術館に着いてすぐに、マップ&ガイド(※)をゲットし、見たい作品は何階にあるのかをチェックしました。

※マップ&ガイドはミュージアムショップ付近でゲットできます。

実はこれすごーく大事です。

大塚国際美術館に行ったことがある人はわかると思うのですが、この美術館、とにかく広い!広すぎるくらい広いんです!館内を全部歩いたら4kmあると小耳に挟みました。

ひょえーって感じですよね。

1回目に行った時はそこを重要視せずに見て回ったせいで時間配分に失敗したので、皆さんはお気をつけくださいね。笑

とはいえ、どこの階がいいのかわからない方もいらっしゃると思います。

なので、たねもープレゼンツこれだけは見とけ!というおすすめ作品をご紹介します。

■B3階のこれだけは見とけ!

《システィーナ礼拝堂壁画》(1510/1536-41年)、オリジナルの所在地:ヴァティカン。♦部屋番号1♦

こちらはヴァティカンにある、システィーナ礼拝堂を再現したコーナーです。

ルネサンス期の巨匠ミケランジェロの手によるこちらの作品は、キリスト教の旧約聖書「創世記」に記されている、神と人類の関わりの歴史を表現しています。

左から、ヤン・フェルメール《手紙を読む女》(1663年頃)、オリジナル所蔵先:アムステルダム国立美術館、ヤン・フェルメール《牛乳を注ぐ女》(1658年頃)、オリジナル所蔵先:アムステルダム国立美術館。♦部屋番号2♦

ヤン・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》(1665-66年)、オリジナル所蔵先:アムステルダム国立美術館。♦部屋番号2♦

みなさん、フェルメールの大規模展東京で来年の秋から、大阪で再来年の春から開催されるのをご存知ですか?

これまで日本で開かれたフェルメール展で展示された最大数は7点。

ですが、来年の秋にはそれを上回る8点がやってくるそうです!!

そのうちの1点にはなんと・・・

先ほど写真でお見せした、《牛乳を注ぐ女》が来るそうです!
アツいですね〜!!

絶対混むけど見ないわけにはいきませんね。笑

 

話が少し脱線しましたが、大塚国際美術館には先ほどご紹介した3点以外に2点の作品が展示されています。

B3階のシスティーナ礼拝堂の再現コーナーのすぐ近くにこんなフォトスポットがあるので、ぜひ《真珠の耳飾りの少女》になりきって写真を撮ってみてください。

男性がやっても結構サマになります。笑

■B2階のこれだけは見とけ!

B2階は本当にオススメ作品が多いので、作品を選ぶのに苦労しました〜

ひとつめは、ラファエッロ《アテネの学堂》(1509-10年)、オリジナル所蔵先:ヴァティカン宮殿・署名の間。♦部屋番号31♦

カトリックの中心地であり、教皇庁が置かれたローマは、王たちの権力が増すにつれて衰退の一途をたどっていましたが、15世紀にローマ教皇の正統性が公に認められると、教皇たちはローマを再建すべくいろんな策を講じました。

ユリウス2世は教皇たちの中でもとりわけ文化的素養のある人で、ローマ再興のために、いろんなところから芸術家を招いては作品を描いてもらっていました。

一番初めにご紹介した、システィーナ礼拝堂もこちらの作品もユリウス2世の発注で描かれた作品です。

31番の部屋では、「署名の間」と呼ばれるユリウス2世の書斎の壁面に描かれた4つの作品のうち、《アテネの学堂》と《聖体の論議》が展示されています。

どちらもとっても大きな作品なので、壁際に置かれた椅子に座ってじっくりとご覧ください。

こちらは、ボッティチェッリ《春(ラ・プリマヴェーラ)》(1478年頃)、オリジナル所蔵先:ウフィツィ美術館。♦部屋番号30♦

この作品は陶板に転写された作品とは思えないほど細かいところまでよく再現されていました。

こちらの作品にはギリシャ神話に登場する、愛と美の女神ヴィーナスと、彼女の周りで繰り広げられる愛と春の訪れが描かれています。

作品の中央に描かれているのがヴィーナスで、向かって右手には、西風を吹かせる神ゼフュロスがニンフのクロリスに触れ、クロリスが花の女神フローラへと返信する様子が描かれています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》(1503-06年)、オリジナル所蔵先:ルーヴル美術館。♦部屋番号46♦

世界中の絵画作品で一番知られている作品と言っても過言ではないこちらの作品。

モデルが一体誰なのか、描かれているのは女性だけれども、レオナルド自身を表しているのではないかなど、謎が多いことでも有名ですよね。

大塚国際美術館ではこちらの作品の横にこんなパネルが用意されています。

 

 

 

じゃーん。作品の凹凸感が触って確かめられるんです!!

こちらのパネルに実際に触れてみると、《モナ・リザ》は確かにうっすらと微笑んでいることがお分かりいただけます。

 

 

左からベラスケス《ラス・メニーナス》(1656年)、ベラスケス《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》(1635年頃)オリジナル所蔵先はどちらも:プラド美術館。♦部屋番号51♦

手前を歩く男性と見比べてみると、どちらの作品も割と大きな作品であることがわかります。

左に展示されている、《ラス・メニーナス》の中央に描かれているのは、スペインの王女マルガリータ。

彼女の左には筆を持つ画家の姿があり、さらに奥を見てみると、奥の壁には鏡がかけられており、そこには国王夫妻の姿が見えます。

この作品に登場する人物たちはこちらを見つめているように見えますが、奥の壁にかけられた鏡があることから、国王夫妻を見つめていることがわかります。

この幼いマルガリータは、のちに、同じくハプスブルク家で母親の実の弟、ローマ皇帝レオポルド1世と結婚します。6人もの子供を授かりますが、そのうち、成育したのはひとりだけでした。

マルガリータは第6子を出産したのちに、21歳という若さで亡くなりました。

彼女が21歳という若さで亡くなったのは、たくさんの妊娠を経験し、体力がすっかり弱っていたからではないかと言われています。

 

B2階で最後に絶対に見てもらいたいのが、こちら!

オランジュリー美術館に所蔵されている、モネの《睡蓮》(1916-26年)の再現スペースです!
実際のオランジュリー美術館のように、4面全てが《睡蓮》に覆われています

部屋の中で見る《睡蓮》もいいですが、屋外で見る《睡蓮》の方は、実際に睡蓮が浮かぶ池に水が反射している様子を見ているような気がして、これはこれで素敵です。

この睡蓮の屋外展示の横にはCafé de Giverny(カフェ・ド・ジヴェルニー)というなんともニクい名前のカフェがあるので、そちらにもぜひ立ち寄ってみてください。

※ジヴェルニーはモネが晩年を過ごした地方の名前で、モネはこの地をたいそう気に入り、《睡蓮》の連作を多数制作しました。

 

書き始めてみると、B3階から2階までのオススメ作品をひとつの記事にまとめるには限界がありそうなので、B2階までの説明で一旦区切って、続きはまた別の記事として書くことにします。

 

 

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