グロい絵画はお好き?芳年の“血みどろ絵”はちょっと閲覧注意@神戸ファッション美術館

みなさんこんばんは。

「芳年−躍動の瞬間と永遠の美−」展が神戸ファッション美術館で始まりましたね〜。

芳年といえば、“血みどろ絵”という作品が有名ですが、みなさんご存知ですか?

読んで字のごとく、“血みどろ絵”は生々しく超グロテスク

そこで今回のブログでは、

・芳年ってどんな人?かんたんにおさらい!
・“血みどろ絵”ってどのくらいグロいの?

・おまけ

の三本立てでいこうと思います。

この記事を読めば「芳年−躍動の瞬間と永遠の美−」展を120%楽しめること間違いなしです!

芳年ってどんな人?かんたんにおさらい!

「芳年」と呼んでいますが、フルネームは「月岡芳年(つきおかよしとし)」(1839~
92年)。

芳年は幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師で、“最後の浮世絵師”ともいわれています。

彼は明治時代に最も人気のある浮世絵師として活躍し、彼の作品はあの谷崎潤一郎江戸川乱歩三島由紀夫など早々たる文豪たちに様々なインスピレーションを与えたといわれています。

彼は12歳の時に、絵を学ぶため、弟子入りするんですが、その師匠はなんと、歌川国芳

歌川国芳は大の猫好きなのは有名ですよね。

国芳の作品にはよく、美人な女性と可愛い猫がセットで登場します。

画像お借りしました:

足蹴にされた猫ちゃんがなんともかわいいー!!!!

あの毛のモフモフした感じは足で撫でてもものすごく気持ちよさそうです。

国芳の作品は猫好きにはたまらないほど、猫のしぐさや表情、そして女性のちょっとけだるい感じが見事に表現されています。

しかし国芳門下の芳年の作品を見てみると、彼の関心はしなやかな動きというよりも、人間の動きによって画面にどのように躍動感を持たせるか、という点にあったように思います。

芳年の作品に登場する人物たちは皆とてもアクロバティックで、ダイナミックさはドラクロワ並だと勝手に思っています。笑

 

“血みどろ絵”ってどのくらいグロいの?

では、早速芳年の作品を見ていきましょう!
※※ここからはちょっとだけ【閲覧注意】です※※

※※グロ耐性のない方はご注意ください※※

こちらは月岡芳年《英名二十八衆句:直助権兵衛》

「英名二十八衆句」は芳年と国芳門下の兄弟子・落合芳幾(おちあいよしいく)の合作で、慶応2年(1866年)から3年にわたって制作されたシリーズ作品です。

歌舞伎や講談などで上演されるグロ〜いシーンばかりを集めた同シリーズは「血みどろ絵」「無残絵」として知られています。

はい、では作品をよーく見てみてください。

上半身裸の男性が何やら引っ張っているようです。

それが何なのか目を凝らしてみると・・・そう、赤色の着物を着た男性の・・・顔の皮!!!!

そばに刺さった出刃包丁で切り込みを入れたのでしょうか。。。

赤い着物を着た男性はもう、見るも無残な姿になっています。

芳年は血にリアルさを出すために、染料にを混ぜているそうです。(血のりみたいな感じですかね)

グロさでいうと、芳年の「魁題百撰相」というシリーズものも甲乙つけがたいほどグロめなので、グロいのどんとこい!という方は「英名二十八衆句」と合わせて是非会場でご覧ください。

 

やっぱり芳年ってこういう作品ばっかり描いてるの?と想像された方も多いのではないでしょうか。

ですが、実は芳年がグロい作品を描いたのはなんとたったの3年間だけなんです。

ちょっと意外ですよね。

ずーっとグロい絵ばかり描いてたわけじゃないのに、あのグロさが代名詞みたいになってしまってるんですね。

それだけあのグロさは尾を引く、ということでしょうか。

さて、「芳年−躍動の瞬間と永遠の美−」展では、“血みどろ絵”の他にも、歴史画や妖怪絵、美人画など、いろんなジャンルの作品が展示されています。

明治維新からちょうど150年を迎える2018年。

長らく続いた江戸幕府が崩壊し、新しい時代へ突入しました。

その激動の時代に生きた芳年の作品には、社会の大きな変化や、西洋文明からの影響が色濃く表れています。

激動の時代へと思いを馳せながら、芳年の作品をご覧いただくと、より一層お楽しみいただけるかもしれません。

 

おまけ

月岡芳年についていろいろと調べていると、おもしろい事実が判明しました。

月岡芳年が兄弟子の落合芳幾と共作で制作した「英名二十八衆句」へのオマージュとして、現代の漫画家、花輪和一丸尾末廣『江戸昭和競作 無残絵-英名二十八衆句』という作品を刊行しているそうなんです。

刊行されてからしばらく絶版だったようですが、いまはアマゾンや楽天でも手に入るようです。

(amazonサイトのリンクです)

検索したらいろいろと出てきますが、あまりにもグロいので、ブログへの掲載は控えようと思います。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

♦︎展覧会情報♦︎

「芳年 躍動の瞬間と永遠の美」展

会場:神戸ファッション美術館

会期:1月13日(土)〜3月11日(日)

 

 

 

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