いま東洋陶磁美術館の胡人俑がアツい!!かわいいおじさんが好きなそこのあなた必見

みなさんこんばんは。

最近はようやく寒さも落ち着いてきて、ようやく重い腰を上げて美術展へおでかけしようかと画策中です。

 

さて、東洋陶磁美術館で「唐代の胡人俑」展が始まりましたね~!!

個人的には、この展覧会はチラシのインパクトNo.1で、今期気になる展覧会No1だと思っています。

 

今回のブログでは、

・「胡人俑」ってなに?

・展覧会の見方、おしえます。

の二本立てでいきたいと思います。

「胡人俑」ってなに?

「胡人俑」ときくとなにやら難しそうな感じがプンプンしますが、実はことばをかみ砕いてみればとっても簡単です。

 

まず「胡人」ということばから見ていきましょう。

「胡人(こじん)」とは、簡単に言うと古代中国からみて、北方や西方に住んでいた異民族や、外国人の事を表しています。

 

つぎに「俑(よう)」ということばを見ていきましょう。

「俑」とは、人形(ひとがた)の意味で、中国で死者と共に埋葬された人形のことです。

中国では、大昔から、人が死ぬと死後の世界があると信じられてきました。

なので、貴人が亡くなると、大きな墓を作り、死後もその人が寂しくないように、生前と同じ生活が遅れますように、との願いを込めて、兵士や召使、奥さんや、馬、家畜が一緒に埋葬されたのです。

ですが、文明が進むにしたがって「それってちょっとどうなの?」と疑問視されはじめ、人間や動物の代わりに、木や石、土ややきもので作られた人形がその役割を果たすようになりました。

いやぁ、人形に代わってよかったですよね。

いくら忠誠を誓っているからといって一緒には死ねません。

 

「俑」は俑でも、“兵馬俑”と聞くと、俑がなんとなく想像しやすいかもしれません。

 

以上の説明でちょっとずつ「胡人俑」という言葉の意味が明らかになってきたんじゃないでしょうか!

「胡人俑」とは、外国人をかたどった副葬品の人形のことなんですね~。

展覧会の見方、おしえます。

では、次に「唐代の胡人俑」展の見方をご紹介していきます。

「俑」の歴史をさかのぼってみると、はじまりは紀元前5世紀の春秋戦国時代までさかのぼるそうです。

そのあと、各時代の風俗や流行に応じて、「俑」は時代ごとに異なる特徴や魅力を備えるようになりました。

「俑」の中でもとりわけ華やかと名高いのが、漢の時代(前206~後220年)と唐の時代(618~907)の俑たち。

唐の時代には大きく分けて2種類の俑が作られました。

一つ目は、「唐三彩(とうさんさい)」と呼ばれる、白地に緑・褐・藍色などの釉で文様を表した陶器。

こちらは「加彩」と比べて、つるっとテカリがあるのが特徴です。

画像お借りしました

二つ目は、「加彩(かさい)」と呼ばれる、鉱物質の絵の具(顔料)で彩色した陶器です。

今回の展覧会に展示されている胡人俑は全て「加彩」の俑です。

では実際に展示物をご紹介しながら、胡人俑を深掘りしてみましょう!

《加彩胡人俑》

こちらは、展覧会のメインビジュアルになっている作品です。

「唐三彩」と違い、質感はサラッとしますね。

唐の時代、シルクロードを通じて、唐の都・長安には様々なものがもたらされました。

それらは中国文化に大きな影響をもたらしたわけですが、それらを持ち寄る外国人もまた、漢人からすればとてもエキゾチックに見えたに違いありません。

力強く両腕を振り上げる、彼の衣服に注目してみると、彼はヒョウ柄パンツを履き、頭にはハチマキのようなものをしています。

肌は褐色で、彫りが深く、目鼻立ちがはっきりしていますね。(すごい福耳ですよ!!

インド系の人物を模した俑でしょうか。

彼は一見したところ、踊りを踊っているorボディビルのポーズを取っているようにも見えますが、実は馬やラクダを牽いているポーズなんです。

《加彩胡人俑・加彩駱駝》

こちらのあごひげが立派な彼はラクダに少々難儀している様子。

両手でしっかりと手綱を引き、踏ん張っていますが、ラクダはそれでも楽勝だと言わんばかりです。

おそらく先ほどの《加彩胡人俑》も、こちらの作品のように、馬か駱駝を牽いていたと思われます。

こちらの彼よりは手慣れた感じが漂ってますね。

《加彩胡人俑》

先ほどのラクダを牽く彼らとは対照的なこちらのおじさん。

もうラクダを牽くのは引退したのでしょうか。

立派なお腹を突き出し、鋭い眼光でこちらを見つめています。

そして乳首!!!!

完全に垂れてますね。笑

 

はい、拡大してみました。

このおじさん、よく見たら、胸毛と腹毛が生えてます!!!!

今気づきましたが、あごひげもすごい形ですね。

インパクトでいうとこのおじさんがNo.1ですね。

 

いかがでしたか?

見てて飽きない面白さ!

「胡人俑」、じわじわハマる面白さがありますよね。

他にもいろんなおじさん(俑)がいますので、残りはぜひ会場でご覧ください。

 

おまけ

な、な、なんとこの展覧会は、全部の作品が写真撮影可能です!!

こんな機会めったにないですよね〜。

「加彩」の俑は退色が早そうなので、写真が撮れる機会なんてもうないかもしれません。

 

お気に入りのおじさんを待ち受けにしてみてはどうでしょう♡

 

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